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天才はなぜ生まれるか
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| ジャンル: | 自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習
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| 人気ランキング: | 134077 位
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天才論
神経科学、発達科学の専門家による天才論。ここでいう天才とは独創性に富んだ業績を残した人たちのことである。したがって努力を積み重ねて凡人では追いつけない能力を身に付けた人よりもさらに偉大な能力を発揮した真の意味における天才である。そのような天才を教育によって生み出すことは不可能であると脳科学者の川島隆太氏は言っている。この本の著者はどうやらそのような天才をも教育で生み出す必要があると考えているのではないか。しかしながらハンディキャップを持った人がそのような天才になる可能性が高いというのであれば、それは教育ではなく遺伝的な確率論に依存するので、主張が矛盾する。教育は選別機能をたしかに有しているが、学校教育はなにも選別だけを行っているわけではない。子供が社会生活を営めるように勉強するところなのである。
愚作
とんでも本の作者の本らしく、いつもながらの愚作。
危うい議論含むが、脳機能障害の鮮やかなイメージ提示
「こんな障害を抱えていたにもかかわらず、こんな素晴らしい仕事を成し遂げた」とか、「こんな障害があったからこそ、こんな素晴らしい業績を挙げた」という風に読める本ではある。タイトルもそういう読み方に読者を誘導している。が、私としてはそう読みたくない。 この本の第1の手柄と思えるのは、いわゆる「偉人」たちの業績や生活ぶりについての病跡学的分析を通じ、近年ますます注目を集める多様なタイプの脳機能「障害」について、鮮やかなイメージを提出している点。多くの人に親しみある極端な事例を取り上げることで、「障害」の具体的様相を拡大鏡にかけて見せてくれる。ただし、どこまで厳密さを保証されている分析なのか、疑問に思った部分も少なからずあった。 もう1つの手柄は、教育の選別機能についても、一歩踏み込んだ分析が提示されている点。教育が選別だなんていう話は、それこそ耳にタコが出来るくらい聞いてきたが、脳機能の選別という水準にまで議論を進め、脳科学や言語学との連接可能性を具体性を持って提起した議論は、私にとっては新鮮だった。たとえばアンデルセンについての分析で、ドイツ語やオランダ語を学ぶ程度では表面化しないのに、ラテン語を学習しようとすると露呈する「学習障害」について触れられている。この議論の裏づけは、少なくとも本書のみでは不十分だと感じられるが、これから私なりに深めて考えてみたいと思わせられた。 著者の主張は、第7章にまとめられている。つまり、従来「学習障害」として十把一からげにされて特殊教育の中に放り込まれたり、教科的な区分で指導がなされていたものを、脳のさまざまな部位の障害として捉え直すことで再分類し、それぞれの特性を明らかにした上で、「障害」の性格に合った「支援」の必要性を訴えること。 私としても、それは必要なことだと思う。ただ疑問としては、タイトルにも滲み出ているように、一歩間違うと「それぞれの個性に合った教育を!」の脳科学ヴァージョンになってしまうのではないか、という点がある。「障害を克服する」「補う」「活用する」という発想は、システムの現状を根本的には追認することにつながりやすい。「知的能力が、全般にわたって劣っているケースもある」(p176)と著者は断っているが、そのようなケースについての検討は皆無だと思う。本当は、社会を構想する上でそれこそ真に深刻な問題ではないか…
優れた才能は「障害」から生まれるという逆説
天才は障害者である。そんな逆説的な見解を、6人の天才の生涯を辿りながら導いた労作である。 劣っている面があるからこそ、それを代償しようとして他の能力が発揮されることがある。普通ならば眠っている才能が目を覚ますのである。そういえば、三重苦のヘレン・ケラーも一般人にはない独特の才能を花開かせた。彼女は木の幹を触って幹の中の水の流れを感知したり、遙か離れたビール工場の匂いを嗅ぎ分けたりしている。健常者には到底できない芸当だ。 本書では、「うわの空のエジソン」「癇癪持ちのアインシュタイン」「外国語のできないレオナルド」「古典嫌いのアンデルセン」「付き合いべたなベル」「落ち着きのないディズニー」を取り上げた。6人とも画期的な業績を残している人物であるが、エジソンは小学校1年で学校を辞めているし、アインシュタインは4歳まで言葉を自由に繰ることができなかった。彼らは今で言う「学習障害」であり、それは彼らの時代にはない概念だった。 この学習障害を乗り越えて意味ある仕事を成し遂げたということを、本書は綴っているのではない。障害があるが故に才能が発揮されたという事実を、これらのエピソードを通じて知らしめてくれる。人間の能力、才能というものを根本から問い直させてくれる貴重な一冊である。
子育てに悩んだら読んでみては・・。
昔から、クラスに落ち着かない子って確かに数名いましたよね。でも、今だったらADHDとか広汎性発達障害とか多動とか自閉症とか言われますね。この本を読むとその人達のお陰で、現在の私達が生活できるの!!って思いました。劣っている部分があるから、それをカバーする並外れた力が、発揮される。もし、わが子が発達障害と言われたら、一度読んでみてはいかがでしょうか?私も、この本のお陰で気分が少し楽になりましたよ。
筑摩書房
天才とはなにか? (チャートBOOKS) 天才になる瞬間―自分の中の未知能力をスパークさせる方法 (青春文庫) ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊 (中公新書) 天才の心理学 (岩波文庫 青 658-1) 父親力―母子密着型子育てからの脱出 (中公新書)
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